「チョークアート、楽しそう!」と思って始めたけれど…
「SNSで見かけて、自分でも描いてみたい!」
「体験レッスンに行ったら楽しくて!」
そんなきっかけでチョークアートを始めた方も多いのではないでしょうか?
でも、いざやってみると…
「ん?思ってたより難しいぞ…?」
「下絵の段階で止まっちゃった…」
「なんか塗りムラが気になる…」
今回はそんな、
“やってみたけど難しい!”と感じる初心者さんがつまずきやすいポイント=あるある7選
をご紹介します。
「私だけ?」と思っていたあなた、
大丈夫!みんな通ってきた道です◎
①ボードに下書きするのが思ったより怖い!
体験では楽しく描けたのに、家で一人で描こうとしたときに
「下書き、どうしよう…」と手が止まる方、多いです。
特に、黒のボードに白線で下描きする瞬間って、すごく緊張するんですよね。
ブラックボードに白鉛筆で下書きする際、間違えたら消しゴムで消すことは可能です。
でも、筆圧によっては完全に消せなかったり、
何度も消すとボードがツルツルになってしまってパステルがのらなくなってしまいます。
私は白鉛筆の前に「サッピツ」を使用して下書きの下書きをします。
が、正直これも面倒くさい。笑
サッピツはペーパーペンシルと言われるデッサン道具です。
ブラックボードに使う際は力加減や持ち方によって、跡が残ってしまうことも。
扱いも難しいし、下書きを何回描けばいいの?!と嘆く生徒さんも多いです。
▶︎ どう乗り越える?
・最初は小さめの板で練習してみると気がラクに
まずは小さなボードに簡単なモチーフから始めよう!
モチーフが増えたり、重なったりすると難易度が上がります。
特に丸いものは難しいうえに、歪んでいると目立ちます。
コーヒーカップやフルーツはまず単体で描いてみよう♪
・白鉛筆はとにかく優しく薄めに描いてみる
チョークアート用のブラックボードは表面が凸凹しています。
サッピツや色鉛筆で力強く描いてしまうと表面に傷がつき、オイルパステルがのらなくなってしまいます。
また、白鉛筆で濃く描いてしまうと消しゴムで消えません!
「とにかく優しく」を心がけてね♪
・最初はカーボン紙でトレースするもよし!
初心者さんは、まず紙に鉛筆で下書きしたものをトレースすればOK
デジタルで描いた下書きとかでもいいよ♪
オイルパステルの扱いに慣れたら、下書きの練習を始めるでもいいと思います。
・とにかく「失敗してもいい」精神が大切!
最初からうまくいかなくて当たり前!
どんなときも失敗から学ぶものですよね♪
まずは楽しむ♡ハードルは下げられる部分は下げよう!!
ただし、
- 自分の作品に納得いかない!
- プロを目指したい!
- オーダーを受けている!
というときには、技術力アップを目指してしっかり練習していきましょう。
②:グラデーションがうまくいかない!
チョークアートの魅力のひとつ「美しいグラデーション」
…でも、実際やってみると
「えっ、色が汚い?」
「思ったより境界が残る…」
と苦戦する方も。
▶︎ どう乗り越える?
・指の力加減に気をつける(色によって圧を変える)
オイルパステルは色によって硬さが違います。
全て同じ力加減だと色が剥げたり混ざりにくかったりするよ!
・色をぼかす方向を考える
グラデーションにするには重ねる色の順番や混ぜる方向が重要です!
うまくいかなかった原因を考えてみてね。
・色の組み合わせ大丈夫?
きれいなグラデーションにするには色の組み合わせや順番が大切!
相性が悪い色を混ぜてないかな?
色数が多すぎるのも原因かも?
正直これは練習あるのみ!
“コツ”がつかめると一気に上達します◎
どこがおかしいのか?
気になる部分をちゃんと見つけて考えてみよう!

こんにちは。 IRIE CHALK WORKS (アイリーチョークワークス) 神田奈津江です。今日は ◆チョークアートをはじめてみたい! ◆習いたてで1人ではよくわからない! といった初心者さん向けにまずは1枚 1人で完成させてみよう♡ という実践アドバ...
③:手が汚れるのが気になる!
オイルパステルを使うので、当然手や指が汚れます。
潔癖気味の方やネイルしてる方は「うわ〜…」となることも。
大きいサイズの絵を描くときは、指でぼかす範囲も広いので「指が痛い」こともあります。
▶︎ どう乗り越える?
・綿棒を使う(ただし広いグラデには不向き)
・中指だけ指サック活用(使っている人結構います)
・こればかりは我慢!!として割り切る
私自身は指の汚れや痛みは気にしないし、描くうえで指の感覚が大切だとも思っています。
手の汚れも“がんばった証”と思えば少し楽になるかも?笑
でも、強制するものではないのでご自身の一番やりやすい形を見つけることが最優先ですね♪
こんな便利グッズあるよ~!という方はぜひ教えてほしいです★
④:参考作品と全然違う仕上がりに!
「見本と全然違うんですけど…」というギャップも、初心者さんが落ち込みやすいポイント。
でも、比べる対象が講師やプロだとしたら、それは当然のことなんです。
▶︎ どう乗り越える?
・最初は“真似すること”が大事!
何事も最初は真似することから始まります。
まずは先生や本、動画の教えのとおりに描いてみよう!
オリジナリティは慣れてきてからで大丈夫。
ただし、自身のアート作品として他人のデザイン丸パクりで発表するのはNG!
・3作くらい描くと「だんだん慣れてきたかも」が見えてくる
回数を重ねれば自然と「できた!」という経験が増えるはず。
成功体験は自信につながるし、さらにやる気UPにつながります。
まずは楽しくたくさん描いていこう♪
・“同じものを描いても人によって違う”=あなたらしさの種
絵画は誰かと全く同じに描くことは不可能です。
人と違うからいいんです。
自分の画風、絵のタッチ、クセを自覚して活かしていこう♡
・「あんな風に描きたい」と「こういう風に描きたい」は全然違う
あんな風に描きたい⇒憧れであって自分に合っているのか、向いているのかもわからない。
この状態は自分が描こうとする絵のゴールはまだ見えていない状態と言えます。
そのまま進んでも迷子になるかも?
逆に
こんな風に描きたい⇒すでに描こうとしているゴールが見えている状態。
目指すところに向かうために自分が今やるべきことが見えるし、迷子になりにくいです。
あんな風に描けるように努力する!はとても素敵。
まずはそこから始めて、自分自身を知っていこう♪
⑤:どの色を使えばいいか迷う!
買ったばかりのオイルパステル。
箱を開けてきれいに並んだ色とりどりのオイルパステルを見るとワクワクしますよね♡
だけど使える色がたくさんあると、「何色にすればいいんだろう?」と迷いがち。
特にグラデーション用に複数色を選ぶのが難しい!という声も。
▶︎ どう乗り越える?
・最初は“先生の配色をそのまま使う”でOK!
・よく使う色の組み合わせをメモしておくと◎
・立体感を作る際、まずは3~4色以内で描こう
・ベースの色の考え方を理解してる?
慣れてきたら「自分配色パレット」を作るのも楽しいですよ!
⑥:構図がいつも同じになりがち…
「なんか毎回、似たようなレイアウトになる…」という声もよく聞きます。
とくにお花やスイーツ系だと、構図のバリエーションが難しいんですよね。
▶︎ どう乗り越える?
・上下左右の“余白のとり方”を変えるだけで印象が変わる
・斜め構図や非対称配置などにチャレンジしてみる
・見る人の視線の流れを意識する
・なんのために描くボードなのか考える
・写真や雑誌、他のアート作品から構図を研究してみるのも◎

こんにちは! IRIE CHALK WORKS(アイリーチョークワークス) カンダナツエです。 今日はチョークアート中級者向けのお話。 “なんとなく描けるようになったけど、最近どの作品も似たような雰囲気…” と悩んでしまうことありませんか?それ、あなたの“伸びしろサイン”かもしれませ...
⑦:完成させるのにすごく時間がかかる!
「1枚描くのに10日以上かかる…」
「いや、何カ月も放置しちゃってる・・・」
などと話す初心者さん、けっこう多いです。
チョークアートはサイズにもよりますが、描くのに時間がかかります。
集中力もいるし、仕上げのコーティングまで含めると意外と大変!
▶︎ どう乗り越える?
・小さめサイズから慣れていく(15cm角〜A4くらい)
まずは小さめボードに描きやすいモチーフを単体で描こう♪
慣れたら大きいサイズに色々デザインしてかいてみてね。
意外と勘違いされやすいですが、
小さいボードにたくさん描くことの方が難しいです!
小さいボードだと描きにくいと感じる方は、20cm~A4サイズくらいに1つのモチーフを大きく描いてみよう。
・1回の作業を30分など“時間で区切る”と集中しやすい
ダラダラ描いても集中力が持ちません。時間を意識してみて!
特にプロになりたい人は、自分が1枚仕上げるためにどのくらいの時間がかかるのか知っておくことはとても大切。
・描きやすい部分から描き進めていこう
苦手なことから始めてしまうと、嫌になって放置しがち。
まずは好きなところ、描きやすいところから描いてみよう♪
・分からないところは迷わず誰かに頼ってみよう!
やみくもに一人でがんばっていても時間がもったいない!
先生にアドバイスをもらう、単発レッスンを受ける、ワークショップに参加してみるなど
経験者さんと交流すること、情報を得ることはきっと財産になるよ♪
・完成までの時間は「作品への愛情の証」と思うことも大切
最初の「あるある」は伸びしろの証!
初心者ならではの“つまずきポイント”は誰もが経験すること。
逆にいえば、それだけ「伸びしろ」があるということでもあります。
最初から上手くできなくて当然!
「うまく描けない」を経験したからこそ、
少しずつコツをつかんで「描けるようになった!」
という達成感が味わえるのがチョークアートの魅力です。
焦らず、楽しみながら、あなただけの表現を育てていきましょう!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました★