アーティストとデザイナーって違うの?

こんにちは。

IRIE CKALK WORKS神田です。

 

 

皆さんは名刺やSNSなど

ご自身の肩書は何でしょうか?

 

 

わたしは

Chalkart designer

Chalkart instructor

としています。

 

 

わたしのお仕事は

チョークアートのオーダー制作

チョークアート講師

なのでこのように表記しています。

 

 

 

ですが

はたして自分は

アーティストなのか?

 

 

 

はたまたデザイナ―なのか?

 

 

悩むところですよね?

 

 

私も以前の名刺では

Chalkartist

と書いていました。

 

 

そもそも。

 

 

アーティスト・デザイナー・クリエイター

この違いってなに?

 

 

 

これって肩書きうんぬんより

活動自体の目的やゴール

自分のモチベーションに

とても関わる部分だと思うのです。

 

 

知らなくても活動できますが

プロとして活動するならば

知っておくべきことかと思うので

私なりに調べたことや見解を

まとめてみました!

 

 

アートとデザインの違い

POINT
アートとは「表現したいものを形にしたもの」である。

アートは制作者の意思を表現したものであり

「伝えること」自体は目的ではありません。

 

 

作品を見た人に理解されなくてもいい

見た人の解釈に任せる

 

つまり

「作りたいものを作る」

ということ。

 

 

 

 

制作者が主体であり自己表現の手段として

作品を制作する表現方法の1つです。

 

明確な目的や役割はなく自由です。

 

アートは絵画や彫刻・陶芸などの

「物」としてとらえがちですが

アートに決まった形はありません。

 

 

アートは自分の思想や趣向をそのまま表現するため

作り手そのものと言えます。

 

 

そのため

商業用として適用させる必要はなく

実用性も必ずしも重要ではありません。

 

 

 

POINT
デザインとは「意思や意図を伝えるためのもの」である。

 

 

デザインには必ずクライアントがいます。

 

 

 

クライアントの意図を伝えるため

誰が見てもだいたい同じ解釈になるように

デザインすることが大切です。

 

 

また、クライアントとエンドユーザーの

意思や目的、反応に応じて

制作することが求められます。

 

 

つまり制作する上で

予算・時間・内容など

あらゆる「制限」がつきものです。

 

 

デザインは「ある目的」を具現化し

依頼主の顧客ニーズに合わせ

そのニーズを満たすために制作するため

とても商業的であり効果を求められます。

 

 

アーティストとは?

 

 

単純に言えば「アートをする人」です。

 

 

先ほども書いたように

「作りたいものを作る人」が多く

仕事としては

創作→提供です。

 

 

一般的にアーティストとは

美術・芸術に従事する人を指します。

 

 

 

絵画・写真・彫刻・陶芸・書・文学など

視覚的、感情的に表現することで

メッセージやアイディアなど自己表現し

受け手に影響を与える人のことです。

 

 

アーティストと呼ばれる人は

エンタメ業界にもたくさん存在します。

 

 

エンタメとは

「人々を楽しませるための娯楽」

のことを指します。

 

 

つまりエンタメ業界でのアーティストとは

大衆を楽しませるPOPカルチャーにおける

アート性の高い人々のこととなります。

 

 

芸術分野でのアーティストとは

あくまでも自己表現であり

主観で創作するため

人々を楽しませるために創作する

というわけではありません。

 

 

アーティストは個性や芸・思想など

創作者から溢れ出る魅力により

ファンを作り収入を得ます。

 

 

チョークアートで例えるなら

個展で絵が売れたり

あなたの絵が欲しい

と、オーダーを受けたりします。

 

ようするに

作家が自由に描いた絵が売れる

ということです。

 

 

 

デザイナーとは?

 

こちらも単純に言えば「デザインする人」です。

 

 

デザイナーの活動する業界は多岐にわたり

活動する業界・内容によって求められる

知識や技術・センスは異なります。

 

 

デザイナーは物やコンテンツの

「デザインに携わるすべての職業」

を意味しています。

 

 

つまり

「依頼者の求めに応じたデザインをする人」

ということになります。

 

 

 

 

ファッション・WEB・グラフィック

CG・アート・DTPなどなど

デザイナーといっても分野ごとに

色々な種類があります。

 

 

デザイナーはデザインスキルを身につけ

デザインに関する仕事で収入を得ます。

 

 

チョークアートで例えるなら

看板などのオーダー受注

ウェディングボード制作

似顔絵制作など

これらは全て

クライアントの依頼を受けたお仕事

となります。

 

 

クリエイターとは?

 

 

ここで余談ですが

デザイナーとクリエイターって違うの?

と疑問はありませんか?

 

わたしは分からなかったのでこちらも調べてみました。

 

 

クリエイターとは

広い範囲の「創造的な活動を行う人」です。

 

 

芸術に限らず、デザイン・映画・ゲームなど

様々な分野で活動する人を指す場合が多く

「ものづくりに携わる全ての職業」

を意味します。

 

 

 

1つの職業ではなく

自分で何かの作品を生み出し

それを仕事として確立している人

のことを指すようです。

 

 

クリエイターと呼ばれる職業は幅広く

デザイナー・イラストレーター・漫画家

編集者・画家・シンガーソングライターなど

とても多くの職業がクリエイターに含まれ、

デザイン業に関わる人はデザイナーであり

かつクリエイターでもあります。

 

 

 

アーティストとデザイナーの違い

 

 

アーティストは自己表現するチカラ

ひらめきや想像力

アイディアを具現化する技術

が必要になります。

 

 

どれだけ自由に

自分の想いや感情を表現できるか

という部分が重要です。

 

 

デザイナーは制作過程のプロセスが重要です。

 

 

課題や目的のために逆算し

合理的なプロセスを考えるチカラや

制限ある中でどこまで

ユーザーに影響を与える作品が作れるか

という能力が必要になります。

 

 

アーティストとデザイナーでは

評価基準も異なります。

 

 

デザイナーの場合は

作品によって目的が達成されたかどうか

具体的に変化があったかどうか

数字などで評価が分かりやすいです。

 

 

アーティストの場合は

自分の作品が購入者や社会に

影響を与えたかどうか

自分の表現が伝わったかどうか

これを判断するのは少々難しいです。

 

 

まとめ

 

 

アーティストの目的とは

感情・美的価値・メッセージなど

自己表現の発信を行う。

「表現したいものを形にすること」

 

 

 

 

デザイナーの目的は

特定の目標やニーズを満たすため

製品やサービスのデザインを行う。

「意思を伝えること」

 

 

 

また、アートとデザインでは

以下の点が大きく異なると思います。

 

【クライアントがいるかどうか】

アートは作り手の気持ちを満たし

デザインは依頼主やユーザーの

ニーズを満たすものです。

 

つまり制作において

利用目的があるかどうか

ということです。

 

 

【制限があるか】

アートは目的がないので制限なく

作家独自の表現を追及し

唯一のアート作品を生み出します。

 

対してデザインは

依頼主の目的に合わせて制作します。

 

そのため根拠のないデザインはできません。

 

作家が好き勝手にデザインし

制作するわけにはいかないのです。

 

 

【主観か客観か】

アートは明確な目的はなく

作り手が主体となって表現するものです。

 

デザインは明確な目的があるため

エンドユーザーに対し

目的に沿った影響を与える必要があり

客観性が必要です。

 


 

 

ということで、本日は

アーティストとデザイナーは何が違う?

についてお話しました。

 

 

わたしも調べるまでは

よく分かっていませんでした。

 

 

チョークアートで作品描くから

チョークアーティストでしょ?

 

くらいに思ってたら全然違う!笑

 

 

アートは表現方法であり

デザインは伝達方法なんですね。

 

 

また

アートはファンを作り

デザインは仕事を作るもの

という部分は

作品へのモチベーションや

向き合い方が大きく異なると思います。

 

 

これから活動しようと思っている人

名刺を作ろうかな~とか

肩書どうしようかな~という方に

少しでも参考になったら嬉しいです!

 

 

本日も最後までおつきあいいただき

ありがとうございました★

 

IRIE CHALK WORKS

カンダナツエ

神田 奈津江

神田 奈津江

チョークアーティスト&白墨堂大宮校 講師。幼い頃からお絵描きが大好きだったこともあり、子育て中に出会ったチョークアートに魅了され、第2子出産後”チョークアートの白墨堂”で学び始める。2014年プロ資格を取得しオーダー制作を始め、2017年ティーチャー資格を取得し”チョークアートの白墨堂 大宮校”の講師となる。【カッコかわいい】をモットーに男前すぎず、かわいらしすぎないテイストで描く。レッスンは【丁寧】をモットーに、生徒さんのなりたい方向へ導く指導を心がけている。



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