ぺんてる工場見学に行ってきたよ~♪

こんにちは。

IRIE CHALK WORKS 神田です。

 

 

先日、私が講師としてお世話になっている

チョークアートの白墨堂にて

 

「ぺんてる工場見学ツアー」

 

が開催されました~!!

 

 

通常は個別の工場見学は行っていませんが

この度ご縁がありまして、特別に!

工場見学させていただくことができました。

 

 

※通常工場見学は行っていません。

ぺんてる社ならびに工場等への

お問合せはご遠慮ください。

 

 

 

人数に限りがありましたので

白墨堂講師4名と認定講師

白墨堂ホビーティーチャーの中から

募集を募って参加しました。

 

 

大人の社会科見学

 

 

いやーーーーー

超楽しかったです♡

 

 

特急電車でみんなでお弁当食べて

バスに揺られて工場へ!

 

 

普段なかなか会えない認定講師の方々と

ワイワイおしゃべりできたのも最高♡

 

 

 

私にとっては商売道具のオイルパステル。

どうやって作られているのか間近で見て

技術者の方から直接

解説までしていただいて感無量!!

 

 

昔から愛用しているサインペンやボールペン

絵具や消しゴムまで製造工程を見学させていただきました。

 

 

ほかにも安全性についての説明や

海外輸出に関するお話など

大変勉強になりました。

 

 

見学後は技術者の皆様との交流会があり

 

 

チョークアートに関する質問を受けたり

オイルパステルに関する疑問など

お答えいただく時間もありました。

 

 

少しですが記録に残せたらと思うので

ここに書いていこうと思います!

 

 

 

あくまでも私個人の見聞による

メモによって構成された記事になります。

誤りがありましたら申し訳ありません!

 

 

いざ!茨城工場へ

 

テンションあがる~!!

 

今回見学させていただいた工場は

ぺんてる茨城工場。

 

 

東京ドーム1.5倍の広い敷地内に

ぺんてる国内の全ての文具・画材の生産

品質管理の拠点があります。

 

 

約60年前に設立された茨城工場では

文具・画材が主な製造品とのことですが

生産の約40%はペンだそうです。

 

 

HPによると開発実績としては

 

ボールペン37%

マーカー32%

修正具13%

描画材12%

化粧品他6%

 

とのことです。

 

 

品質に直接影響する部品(ペン先など)は

全て自社製造。

 

 

また、製品を作るための機械も

草加工場にて自社製造しているそうです。

 

 

自社製造の機械は色が違うとのことで

実際に見学してみると

ほとんどの機械が自社製造で驚きました!

 

 

工場では安全性や環境にも配慮が必要。

1日に400トンもの排水が出ますが

3日かけてきれいな水に処理して排水されます。

 

 

工場排水浄化の取り組みとして

きれいに浄化した工場排水にて

鮎など魚類の飼育を続けており

工場内に設置したビオトープで

蛍の育成にも取り組んでいるそうです!

写真はイメージです

 

毎年羽化しているそうですよ✨すごい!

 

 

工場見学では2班に分かれて見学。

イヤホン、安全靴、ヘアキャップを装着し

いざ工場内へ!!

※以下工場内の写真撮影は禁止のため文章のみとなります

 

 

絵具

 

 

どきどき。わくわく。

私の班は絵具エリアからスタート!

入った瞬間テンション爆上がりです。

 

 

色とりどりの絵具が大きなドラムの中で

ぐるぐるぐるぐる

とろとろとろとろ

たらり~ん

でした。

 

 

語彙力よ、、、

 

 

とにかく

ずーっと見ていられる。

 

 

たらり~んのところで

シャシャシャっと

作業している方がいました。

アレやってみたい♡

 

 

なんのこっちゃ。

 

 

絵具の性質や製造工程など

めっちゃ説明してもらいました

 

が、

 

みとれてしまって

あまり覚えてないのです💦

ごめんなさい!!!

 

 

消しゴム

 

消しゴムさん

めっちゃ面白かった!!!

 

 

目の錯覚って言うのかな?

とにかく不思議で面白かった。

語彙力よ、、、

 

 

ここは説明を少し覚えています!

                         ・押し出し方式で製造

                         ・消しゴムはなんと最初は液体!

                         ・熱で固めたのち水槽で冷やし固めます

                          →ここ!本当に面白かった

 

 

  消しゴムが1本ひたすらでてくる。

  5m以上の長い1本の消しゴム

 

 

ずっと動いてるのに

消しゴムが白いから

全然動いてないように見える!

 

 

消しゴムが粉っぽいのは

くっつかないようにするため

 ちなみに粉はデンプンらしい

 

 

パスティック

 

 

知る人ぞ知る。ぺんてるの名品。

芯だけで出来たソフトな色鉛筆。

 

 

見た目は某メーカーの「〇ーピー」

みたいな色鉛筆ですが

チョークアートの装飾に

便利な一品でございます。

お世話になっております。

 

 

パスティックの原料はプラスチック。

・熱で溶かす

・金型へ流す

  ・冷やして固める

・色名を印字

 

という流れで作られます

 

 

色名が印字されるところも興奮したけど

出来立てホヤホヤのパスティックの向きを

機械が揃えるところが面白くて

ずっと見てしまった!

 

 

クレヨン

クレヨンの原材料は

・顔料・オイル・ワックスです。

 

 

これらを熱で溶かし

液体となったものを

金型へ注入して形成します。

 

 

ここでポイント!

液体は上から注入するのではなく

下から注入している!!

 

 

これにはちゃんと理由があって

冷やして固める際

冷えると縮んでしまうそうです。

 

 

どんどん下から注入して

金型から溢れ出させていました。

 

そうすることで大きさの問題をクリアすると同時に

溢れ出た原料を再度注入して使えるので

無駄が出ない仕組みに!

 

 

本当、、、

機械を作る人

構造を考えた人

天才!!

 

 

オイルパステル

いよいよお待ちかねのオイルパステル!

だったのですが

残念ながら機械が動いているところは

見れませんでした。悲

 

 

でも、貴重なお話が聞けましたよ~!

 

オイルパステルを制作するには

作る色の順序

というものが存在するらしいです。

 

 

オイルパステルの性質上

機械の中を洗っても

色を完全に取りきることができないため

黒を作った後に白を作る

ということは出来ないそうです。

(グレーになってしまう!)

 

 

 

ということで

制作する色に影響が出ないよう

作る順番があるとのことでした。

 

 

また、1日に作れる色は1~2色らしいです。

 

「欠品しているから早く作って~!」

と思うこともあるかもしれませんが

なかなかそうもいかないんですね、、、

勉強になります!!

 

 

サインペン

わたしが超愛用しているぺんてるのサインペン!

シンプルで書きやすい。

昔からめっちゃ使ってます♡

 

 

この工場で作っている

サインペンの50%は赤色なんだそうです。

 

 

私は黒色を愛用してますが

たしかに。赤の需要が高そう!

 

 

見学の日はなんと青色サインペンを作ってました!

これはレアなんですって♡

 

 

ここでも

わたしは機械の構造に夢中!

 

 

本当によく計算されているというか、、、

ペンの向きをそろえる工夫だったり

インクを頭から入れる方法だったり

頭がいい人ってすごい!←

 

 

サインペンをよーーーくみると

ペン先に小さな穴が開いています。

 

 

これは

書く際に手の圧を逃がすためなんだって。

なるほどーーー

 

 

 

あ、あと安全性というのかな。

機械に近づきすぎると

警告がなるシステム?

それもすごく大変だと思いました。

 

 

思わず顔を近づけてしまいがちですが

危険な距離と

作業を妨げない距離

これもすごく難しいのでは?

と一人思った次第です。

 

 

分析

イメージ写真です

 

 

ここはとても大切な部門ですね。

世界中のぺんてる製品がここに集まり

全製品を分析して安全性を確認します。

 

 

ヒ素・バリウム・カドミウム・クロム・水銀

鉛・アンチモン・セレンの重金属分析。

 

 

ぺんてるさんは製品の安全性を

非常に重視しており

様々な安全対策を講じていて

国際規格のISO8124-3よりも

厳しく分析しているそうです。

 

※ISO8124-3とは国際玩具安全基準のパート3

重金属8元素に対して溶出量の基準が設けられている

 

 

表現するよろこびを
はぐくむために

 

 

表現の力を信じて

「表現具」を提供し続ける工場でありたい

 

と、工場長からのお言葉がありました。

 

 

AIが成長しデジタル化が進むいま

手描きの魅力がどのような役割を担うのか。

 

書くこと、描くことは

この先の未来にとって

進化するのか衰退していくのか。

 

 

わたしにはわからないです。

でも「描く」ということを仕事にしてるので

真摯に向き合い続けたい。

 

「画材」ではなく

「表現具」として

 

オイルパステルを手にしていきたいと思います。

 

 

そしてオイルパステルという優れた表現具を

もっともっとたくさんの人に知ってもらいたい。

 

 

そのために

少しでも力になれたらと思います。

 

 

自分の内側にある想いを表現するために

オイルパステル以外にも

様々な表現具を開拓していきたいです!

 

白墨堂講師も久々に集結!

 

 

こんな素敵な機会をいただき

ぺんてる㈱西條さまはじめ

茨城工場の皆様

白墨堂代表 尾崎先生

本当にありがとうございました。

 

 

本日も長くなりましたが

最後までお読みいただき

ありがとうございました~!!

IRIE CHALK WORKS

カンダナツエ

神田 奈津江

チョークアーティスト&白墨堂大宮校 講師。幼い頃からお絵描きが大好きだったこともあり、子育て中に出会ったチョークアートに魅了され、第2子出産後”チョークアートの白墨堂”で学び始める。2014年プロ資格を取得しオーダー制作を始め、2017年ティーチャー資格を取得し”チョークアートの白墨堂 大宮校”の講師となる。【カッコかわいい】をモットーに男前すぎず、かわいらしすぎないテイストで描く。レッスンは【丁寧】をモットーに、生徒さんのなりたい方向へ導く指導を心がけている。



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